歯周病とは?

歯周病の一番の特徴は、「外見からだけでは分からず、しかも犬が異変をほとんど示さない」うちに進行すること。このため、飼い主が異常に気付いた頃には、病気が進行していることが多く、結果として多くの犬が歯周病にかかってしまうのです。放っておくととても怖い病気、歯周病について解説します。

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  • 歯周病の原因と進み方
  • 歯周病を放っておくとどうなる?
  • 歯周病の治療方法

歯周病の治療方法

歯周病になってしまったら、動物病院で診てもらわなければなりません。
もし治療が必要になったとしたら、どのような処置が行われるのでしょうか。

【ステップ1】全身麻酔ができるか検査

  • 歯周病の治療は全身麻酔が必要な場合が多いもの。とはいえ全身麻酔は犬の体に負担になることもあります。
  • そこで獣医師は食欲・元気があるか、心臓や肝臓に問題はないか、などの全身の健康状態をチェックして麻酔をかけられるかどうかを判断します。
  • 全身の健康状態と歯周病の程度を天秤にかけて、麻酔をかけない範囲での治療を選ぶこともあります。

【ステップ2】麻酔

  • 麻酔をかけられる状態だったら、麻酔をして歯周病の程度をより詳しく確認します。
  • 歯垢・歯石のつき具合や歯のぐらつき、炎症の程度、歯の周辺にまで症状が拡大していないか、など確認していきます。

【ステップ3】治療

  • いよいよ治療です。最初にお口の中を洗浄して、見えづらいところまですみずみの歯垢・歯石をとっていきます。
  • 歯ぐきに炎症がある場合は、炎症のある歯ぐきをとってしまうこともあります。

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超音波スケーラーを用いた処置
(写真提供 藤田桂一先生)

【ステップ4】仕上げ

  • 仕上げに歯の表面をつるつるにします。歯垢・歯石をとってざらざらのままでは、急速に歯垢がついてしまうので、重要なステップです。
  • 歯周病が重度で歯を残すのが難しい場合は、歯を抜いてしまいます。歯ぐきに抗生物質を注入することも。
  • 最後にお口の中を洗浄して終了です。

治療は犬の体に負担がかかるとともに、治療費もかかってしまいます。
動物病院での治療が必要になる前に、毎日の歯みがきで歯周病を予防しましょう。
また、1度治療をしても、家庭での歯みがきを続けなければ、歯周病は再発します。油断は禁物。治療の後も毎日の歯みがきを。

監修 藤田桂一先生

フジタ動物病院院長。獣医師・獣医学博士。1985年、日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)大学院獣医学研究科修士課程修了。動物病院勤務を経て、1988年、埼玉県上尾市で開院。2000年、日本大学大学院獣医学研究科にて獣医学博士号を取得。日本小動物歯科研究会理事をはじめ、多くの学会、研究会の委員や評議員として活躍。

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高倉はるか先生の 「犬の歯みがき成功への道」

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