犬の歯みがきステップ1・2・3 監修:フジタ動物病院 院長 藤田桂一先生

愛犬のために無理をしない歯みがき法が大切!

家庭での歯みがきに勝るケアはありません。でも、歯みがきをしてこなかった犬の場合は、急に始めたり無理に行ったりすれば嫌がるだけです。悪くすれば愛犬との大切な信頼関係にひびが入ることも。そんなことにならないように、ここでは無理せず徐々にステップアップする歯みがき法を紹介します。まずはブラシなしの練習から始めて、「指で触る→ガーゼでこする→ブラッシング」という3段階で進めます。大切なのは飼い主自身が焦らず、段階を追って根気よく行うことです。さあ、今日から愛犬のペースで歯みがきを始めましょう。

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  • 歯みがきステップ
  • 歯みがきのポイント
  • 子犬とシニア犬の歯みがき

歯ブラシ選びのポイント

「ガーゼでこするのは大丈夫だけど、歯ブラシは苦手」という犬もいます。でも、歯と歯の間や歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)の内側まできれいにするには、やはり歯ブラシが最適。歯ブラシで歯茎を軽くこすることで、マッサージの効果もあります。初めてのブラッシングには、ヘッドが小さく毛が軟らかめの歯ブラシを選んでください。人間の子供用歯ブラシでもいいでしょう。動物用の歯みがきペーストもありますが、歯ブラシに水をつけるだけでもOK。場合によっては好きな缶詰などの食べ物の汁をつけると受け入れやすくなります。(人間用の歯みがきペーストは発泡剤やフッ素が含まれているため使わないでください)

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正しい歯の磨き方

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    基本 45度
    ブラシの毛束を歯軸に対して約45度の角度をつけてあてます。歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)に毛先を入れるイメージ。
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    バス法
    歯茎と歯肉溝の掃除に最適。力を入れずにホウキで部屋のすみを掃くように動かします。毛先の細いブラシが最適。
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    フォーンズ法(ローリング法)
    円を描くようにして、歯と歯茎をみがきます。ただし、歯肉溝や歯間の掃除には不十分。

監修 藤田桂一先生

フジタ動物病院院長。獣医師・獣医学博士。1985年、日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)大学院獣医学研究科修士課程修了。動物病院勤務を経て、1988年、埼玉県上尾市で開院。2000年、日本大学大学院獣医学研究科にて獣医学博士号を取得。日本小動物歯科研究会理事をはじめ、多くの学会、研究会の委員や評議員として活躍。

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