犬の歯みがきチャレンジポイント

6ケ月未満ではじめる歯みがきチャレンジポイント

子犬のときは乳歯なので、後に生え変わるから歯みがきをしても無意味、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は逆。歯そのもののためというよりは、歯みがきをする習慣を取り入れる意味として絶好のチャンスなんです。子犬のうちに当たり前のこととして歯みがきをする習慣を身につけておけば、大人になっても歯みがきを嫌がらなくなり、将来的に労力や経済面なども含めて楽になるからです。

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いっぱい遊んだあとに歯みがきトレーニング
子犬の場合、自我は目覚めていませんが、気分によって行動がコロコロ変わります。もちろん、飼い主との信頼関係以前の状態です。基本は、乱暴にならない程度に押さえつけながら、「歯みがきするよ」と繰り返し教えることです。しかし、子犬とはいえ、遊びたいときに押さえることは結構大変なこと。そこで、たっぷり遊んだ後のまったりした気分のときに、トレーニングをはじめましょう。比較的おとなしくしてくれますし、お互いにとってストレスも最小限に抑えられます。
最初から全て完璧にしようと思わない
子犬の忍耐力は、わずか1分ももてばいいくらいです。1回で全ての歯みがきをしようとしても、到底無理なことです。1日のトータルで5分くらいを目標に、遊んだら歯みがきと習慣づけて、部分的に1分ほどみがいてあげるなど、細切れに進めていくことをおすすめします。
「今日はここ」と決めたら一貫してやり続けることが大事
例えば、「今日は上の歯だけやる」・・・そう飼い主が決めたら、どんなに子犬が嫌がっても押さえつけて必ずやり遂げて、「終わりだよ」と合図をいってからリリースすることを徹底しててください。「キャン」と鳴いて離してもらうと、次から「キャンキャン」鳴いて抵抗するようになります。飼い主が「今日はもういいや・・・」と妥協することが続くと、子犬もやめてくれることを期待してしまいます。犬は空気の読める動物です。最初は大変でも、将来を考えたらここでしっかり教えることが結果として近道になります。
でも、本当に痛くて「キャンキャン」鳴いていることもあるので注意してください。居心地の悪さを少なくするための工夫や、ストレスが和らぐような方法を、動物病院でアドバイスしてもらうのも良いですね。

子犬と楽しく歯みがきレッスンするためのコツをもっと詳しくご紹介!

  • 2011 Spring パピーパティレポート

6ケ月以上からはじめる歯みがきチャレンジポイント

生後6ケ月以上になると、子犬の頃とは明らかに違う行動をとるようになります。自我も目覚めはじめ、やりたいこととイヤなこともはっきりして、いろいろと選択しはじめます。警戒心も芽生えてきて、人間や犬同士の距離ももちはじめる頃ですね。

まずは、「犬の歯みがきを楽しくはじめるための10の秘訣」をチェックしながら、焦らずにひとつひとつ進めましょう。犬の歯みがきを始めるのは早いほど良いですが、遅すぎるということはありません。健康管理をしながら愛犬との関係を深める、というイメージで楽しい歯みがきトレーニングを進めていきましょう。

でも、無理は禁物です。噛んだ経験のある犬や、飼い主が「噛みつかれるのでは?」と不安に思っている場合は、最初に動物病院やトレーナーなど専門家に相談することからはじめてください。
また、すでに歯石がついているときも、まずは動物病院に相談しましょう。せっかくの歯みがきトレーニングも、歯石がついたままでは効果が少ないうえに、痛みや不快感にもつながり、犬が歯みがきを嫌がる原因となってしまうかもしれません。

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どんな犬でも教えておきたい4つのコマンド
「お座り」「ふせ」「おいで」「離せ」…この4つのコマンドができるようになると、犬のコントロールが楽になり、歯みがきトレーニングもやりやすくなります。ひとつでもコマンドを覚えた犬は、その後も言葉をたくさん覚えてくれますから、どんどん言葉をかけてあげましょう。ただし、「意味のある言葉」をかけることがお約束です。ひっきりなしに話しかけられても、犬は理解できません。合図となる言葉をしっかり教えてあげてくださいね。
気持ちを落ち着かせて歯みがきトレーニング
犬は運動不足になるとイライラしやすくなります。反対に、たっぷり散歩ができた後は満足感が高く、イヤなことも我慢できるくらい気持ちが落ち着いています。いろいろなものを見たり、音を聞いたり、ニオイを嗅ぐなど、外での体験が心地良い刺激となって、犬は心身ともに疲労感や満足感で満たされます。押さえつけられることや口の周りを触られることを嫌がる犬には、いつもの2倍くらいの散歩をしてみましょう。
トレーニングをはじめたら1ケ月は頑張る
毎日トレーニングをしていくと、だいたい1ケ月くらいで習慣づけることができます。 1度習慣づいたことであれば、状況に応じた例外はOKになります。だから、飼い主にとってもトレーニングをはじめた1ケ月が勝負のときなんですね。途中で一度サボり癖がつくと、なかなか軌道修正できないのは、人間も犬も同じです。
「イヤなこと」は「嬉しいこと」とセット。かつ、「嬉しいこと」の方が少し大きく感じる工夫
歯みがきのように、犬に「イヤなこと」を教えるときは、その後に「嬉しいこと」を組み合わせて、犬のイヤ度を減らしてあげる工夫をしましょう。例えば、「歯みがきはイヤだけど、その後に大好きな歯みがきガムをもらえる」「我慢したら、すごく褒めてもらえた」など、少し「嬉しいこと」のウエイトを大きくすることで、犬は期待してイヤなことにもちゃんと向き合うようになります。

これで準備は万全。いよいよ歯みがきにチャレンジしましょう!

  • 犬の歯みがきステップ1・2・3 監修:フジタ動物病院 院長 藤田桂一先生

【犬の歯みがきチャレンジポイント】をご覧の皆様

犬の歯みがきを成功させるために、あなたの愛犬に合った方法を探していきましょう。このコンテンツでは乳歯から永久歯に生え変わる生後6ヶ月頃を目安に、子犬と成犬それぞれに合わせたチャレンジポイントをご紹介します。